Acoustic Walden BANDの安曇野日記 Vol.1497「39年前のお前、39年後のオレだ」の巻
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Acoustic Walden BANDの安曇野日記 Vol.1497「39年前のお前、39年後のオレだ」の巻
みなさんこんにちは、Acoustic Walden BANDの安曇野日記の時間です。
中央線特急あずさ号に乗って東京に行ってきました。
中萱という駅まで森下に送らせて、予定では20分くらい電車を待つつもりだったんですが、なぜか10秒後に乗車して発車。
駅員さんに、お金いらないから乗れ、みたいな感じで案内されました。
で、親切な松本駅の駅員さんに待合室を教えてもらって、「こち亀」読んでたら電車が来た。
ホント思いますけど、どこに行っても対応が丁寧で親切な人が多いと感じます。
そしたら、あずさ号の前の席に座っていた人がフランス人で、小さな女の子が後ろを向いて遊ぼうと言ってくるのです。
ホンの少しだけですが、フランス語が話せるので遊んでました。(笑)
ジュ・マ・ペールとかケス・ク・セとか言ってたら新宿に着いた。

東京では新宿で知り合いと話をして、夜はちょっとした集会に行ってきたんですが、まぁ東京は勝手知ったる街なのでほとんど歩いてました。
途中、沢田研二さんの事務所と渥美清さんのお墓を横目に見ながら東京散歩、四谷から市ヶ谷の葉桜もキレイでした。

ちょっと用事があって秋葉原にも行ったんですが、アキバも50年前から知っていますけど今は未来都市のようですね。
僕の少年時代の秋葉原は、昭和通りに森永製菓の電話交換室があって、日比谷線入口からすえた地下鉄の匂いがして、青果市場と混雑した山手線と総武線が交錯した電気街でした。
山手線、京浜東北線、総武線の電車が同時発着する秋葉原では、人がたくさん降りるから電車の中で大人が子どもを抱きかかえてくれました。
今は高層ビルが立ち並んで、つくばEX駅とヨドバシアキバ店の目の前を新幹線が走って行きます。
ホームの橋梁は当時のままのようですが、でもアキバに集まる人の感じは同じかな。
で、翌日の昨日は新宿でベッシーさんが合流。
僕はベッシーさんを待っている間コーヒーを飲んでたんですが、お店の若い店員さんがすごく丁寧で親切でした。
難しい横文字でメニューが書いてあったので、アイスコーヒーが飲みたいんですけど教えてください、と言ったら親身になって選んでくれました。
その店はパソコンをいじくる人が多いので有名ですが、僕は五線譜を出して作りかけの曲のある部分を仕上げました。

30年前の新宿は国鉄清算事業団の土地にキャッツのテントが張られていて、甲州街道から四谷に抜けるトンネルはまだなくて、新宿駅南口は再開発の途中でした。
若かった頃のことを思い出しながらコーヒーを飲んでいたら、ふと「都会のオシャレな喫茶店でコーヒーを飲んでいても、いつか自分自身と向き合わなければならないぞ」と、当時の自分と対話していました。
若かった自分に説教した現在の自分はベッシーさんととんかつ食べに行きました。(笑)
前の日にラーメンは一人で食べちゃったので、ベッシーさんのリクエストでとんかつ屋さんに行くことになったのです。
で、おいしいとんかつを食べていたら、ちょっとしたはずみで店員さんが小さな子どもに味噌汁をこぼしてしまったのです。
そしたらこぼされた方のお母さんが、かえって申し訳ない、どうか気にしないでください、こちらは大丈夫ですから、ということでした。
親子四世代で来ているらしく、今日はおじいちゃんの誕生日だということでしたが、その中の家族のだれ一人怒ることなく穏やかに店員さんに接していました。
業界用語のぶっかけというやつですね、お店の対応もすばらしかったけど、お客さんもジェントルマンでした。

そのあとベッシーさんがコーヒーが飲みたいというので、僕の頭の中にある東京の喫茶店をサクっと検索。
今回はwith outシアトル系で、川村なくなっちゃったしなぁ、と哀しみながら神田に向かいました。(笑)
実は何年も行ってないんですが、19歳の時にコーヒーを飲みに行って感動した話をベッシーさんにしたら、その店が良いということになったのです。
そしたら、今度はその店で40歳代くらいのおっさんの客が店員さんにからんでいました。(笑)
神田という場所柄、学生とサラリーマンが同居するところなので、僕が子どもの頃はサラリーマンを優先するように教えられたものです。
人生の先輩を敬うという意味と、学生より時間がタイトだからという理由だったと思います。
それが今でも当てはまるかどうかはわかりませんが、おごった人間は当時も学生、サラリーマン問わずどちらにも一定数いたように思います。
そんなのにぶち当たりました、いまどき。(笑)
トラブルがあった時、周りの大人は表情を変えません。
でも、一定の段階で制止できるようなほのかな緊張感を漂わせます。
そんなことも、少年時代に学んだことのひとつです。
要するに席の案内の仕方が気に食わない、と怒鳴って若い店員さんを恫喝している40歳の子供がいたわけです。
牧 「オレなら叩き出すけどなぁ」
ベッシーさん 「このコーヒーおいしいね」
で、他のサラリーマンらしき人がレジの前で、「ここは私が」「いやいやこの間のお礼に私が」「まぁそうおっしゃらずに」を「あえて」やっていました。
抑止力ってやつですね。
そんなにお金があるなら僕の分も払ってほしい。
さて、結局子どもなおっさんに散々くだらない説教をされた店長さんらしき人が、事態を収拾。
牧 「じゃあオレたちも行こうか」
ベッシーさん 「そうだね」
牧 「お金払ってくるから先に行っててね」
で清算終了。
ベッシーさん 「お金払うとき店員さんになんて言ったの?」
牧 「う~ん」
ベッシーさん 「教えてよ」
牧 「39年前にこの店でコーヒーを飲んで、将来喫茶店をやろうと思った。長野県でコーヒー豆の焙煎をやって成功したから、みんなも頑張ってね。だいたいそんなこと」
ベッシーさん 「ふーん」
牧 「余計なことだったかな」
ベッシーさん 「そんなことないよ、でも」
牧 「でも?」
ベッシーさん 「成功してたっけ?」
牧 「えっ!そこ?」
みたいな。

何しに行ったんだ。
また明日も森下たちと行くっつーね。
Acoustic Walden BAND NEW 4thCD 「夢の恋人」発売記念LIVE with みくりや裕二、角田忠雄
6月15日(土)
開場 18時30分
開演 19時
会場 カフェウォールデン
チケット 3,000円 (チケットは前売りです)
参加ミュージシャン
ギターデュオあんみつ・みくりや裕二
ジャズギタリスト・角田忠雄
AWBの新しいCD「夢の恋人」を一緒に制作した、ギターデュオあんみつのギタリストみくりや裕二さん、ジャズギタリストの角田忠雄さんが参加します。
みなさん、どうぞよろしくお願いします。
ウォールデンバンドHP http://acousticwaldenband.com/index.html
ウォールデンバンドFB https://www.facebook.com/acousticwaldenband
ウォールデンバンドTwitter https://twitter.com/nene_walden
みなさん、応援してください。
みなさんこんにちは、Acoustic Walden BANDの安曇野日記の時間です。
中央線特急あずさ号に乗って東京に行ってきました。
中萱という駅まで森下に送らせて、予定では20分くらい電車を待つつもりだったんですが、なぜか10秒後に乗車して発車。
駅員さんに、お金いらないから乗れ、みたいな感じで案内されました。
で、親切な松本駅の駅員さんに待合室を教えてもらって、「こち亀」読んでたら電車が来た。
ホント思いますけど、どこに行っても対応が丁寧で親切な人が多いと感じます。
そしたら、あずさ号の前の席に座っていた人がフランス人で、小さな女の子が後ろを向いて遊ぼうと言ってくるのです。
ホンの少しだけですが、フランス語が話せるので遊んでました。(笑)
ジュ・マ・ペールとかケス・ク・セとか言ってたら新宿に着いた。

東京では新宿で知り合いと話をして、夜はちょっとした集会に行ってきたんですが、まぁ東京は勝手知ったる街なのでほとんど歩いてました。
途中、沢田研二さんの事務所と渥美清さんのお墓を横目に見ながら東京散歩、四谷から市ヶ谷の葉桜もキレイでした。

ちょっと用事があって秋葉原にも行ったんですが、アキバも50年前から知っていますけど今は未来都市のようですね。
僕の少年時代の秋葉原は、昭和通りに森永製菓の電話交換室があって、日比谷線入口からすえた地下鉄の匂いがして、青果市場と混雑した山手線と総武線が交錯した電気街でした。
山手線、京浜東北線、総武線の電車が同時発着する秋葉原では、人がたくさん降りるから電車の中で大人が子どもを抱きかかえてくれました。
今は高層ビルが立ち並んで、つくばEX駅とヨドバシアキバ店の目の前を新幹線が走って行きます。
ホームの橋梁は当時のままのようですが、でもアキバに集まる人の感じは同じかな。
で、翌日の昨日は新宿でベッシーさんが合流。
僕はベッシーさんを待っている間コーヒーを飲んでたんですが、お店の若い店員さんがすごく丁寧で親切でした。
難しい横文字でメニューが書いてあったので、アイスコーヒーが飲みたいんですけど教えてください、と言ったら親身になって選んでくれました。
その店はパソコンをいじくる人が多いので有名ですが、僕は五線譜を出して作りかけの曲のある部分を仕上げました。

30年前の新宿は国鉄清算事業団の土地にキャッツのテントが張られていて、甲州街道から四谷に抜けるトンネルはまだなくて、新宿駅南口は再開発の途中でした。
若かった頃のことを思い出しながらコーヒーを飲んでいたら、ふと「都会のオシャレな喫茶店でコーヒーを飲んでいても、いつか自分自身と向き合わなければならないぞ」と、当時の自分と対話していました。
若かった自分に説教した現在の自分はベッシーさんととんかつ食べに行きました。(笑)
前の日にラーメンは一人で食べちゃったので、ベッシーさんのリクエストでとんかつ屋さんに行くことになったのです。
で、おいしいとんかつを食べていたら、ちょっとしたはずみで店員さんが小さな子どもに味噌汁をこぼしてしまったのです。
そしたらこぼされた方のお母さんが、かえって申し訳ない、どうか気にしないでください、こちらは大丈夫ですから、ということでした。
親子四世代で来ているらしく、今日はおじいちゃんの誕生日だということでしたが、その中の家族のだれ一人怒ることなく穏やかに店員さんに接していました。
業界用語のぶっかけというやつですね、お店の対応もすばらしかったけど、お客さんもジェントルマンでした。

そのあとベッシーさんがコーヒーが飲みたいというので、僕の頭の中にある東京の喫茶店をサクっと検索。
今回はwith outシアトル系で、川村なくなっちゃったしなぁ、と哀しみながら神田に向かいました。(笑)
実は何年も行ってないんですが、19歳の時にコーヒーを飲みに行って感動した話をベッシーさんにしたら、その店が良いということになったのです。
そしたら、今度はその店で40歳代くらいのおっさんの客が店員さんにからんでいました。(笑)
神田という場所柄、学生とサラリーマンが同居するところなので、僕が子どもの頃はサラリーマンを優先するように教えられたものです。
人生の先輩を敬うという意味と、学生より時間がタイトだからという理由だったと思います。
それが今でも当てはまるかどうかはわかりませんが、おごった人間は当時も学生、サラリーマン問わずどちらにも一定数いたように思います。
そんなのにぶち当たりました、いまどき。(笑)
トラブルがあった時、周りの大人は表情を変えません。
でも、一定の段階で制止できるようなほのかな緊張感を漂わせます。
そんなことも、少年時代に学んだことのひとつです。
要するに席の案内の仕方が気に食わない、と怒鳴って若い店員さんを恫喝している40歳の子供がいたわけです。
牧 「オレなら叩き出すけどなぁ」
ベッシーさん 「このコーヒーおいしいね」
で、他のサラリーマンらしき人がレジの前で、「ここは私が」「いやいやこの間のお礼に私が」「まぁそうおっしゃらずに」を「あえて」やっていました。
抑止力ってやつですね。
そんなにお金があるなら僕の分も払ってほしい。
さて、結局子どもなおっさんに散々くだらない説教をされた店長さんらしき人が、事態を収拾。
牧 「じゃあオレたちも行こうか」
ベッシーさん 「そうだね」
牧 「お金払ってくるから先に行っててね」
で清算終了。
ベッシーさん 「お金払うとき店員さんになんて言ったの?」
牧 「う~ん」
ベッシーさん 「教えてよ」
牧 「39年前にこの店でコーヒーを飲んで、将来喫茶店をやろうと思った。長野県でコーヒー豆の焙煎をやって成功したから、みんなも頑張ってね。だいたいそんなこと」
ベッシーさん 「ふーん」
牧 「余計なことだったかな」
ベッシーさん 「そんなことないよ、でも」
牧 「でも?」
ベッシーさん 「成功してたっけ?」
牧 「えっ!そこ?」
みたいな。

何しに行ったんだ。
また明日も森下たちと行くっつーね。
Acoustic Walden BAND NEW 4thCD 「夢の恋人」発売記念LIVE with みくりや裕二、角田忠雄
6月15日(土)
開場 18時30分
開演 19時
会場 カフェウォールデン
チケット 3,000円 (チケットは前売りです)
参加ミュージシャン
ギターデュオあんみつ・みくりや裕二
ジャズギタリスト・角田忠雄
AWBの新しいCD「夢の恋人」を一緒に制作した、ギターデュオあんみつのギタリストみくりや裕二さん、ジャズギタリストの角田忠雄さんが参加します。
みなさん、どうぞよろしくお願いします。
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