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森の中の自家焙煎コーヒー店「カフェウォールデン」で猫と音楽の生活

Waldenの安曇野日記 Vol.40

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Waldenの安曇野日記 Vol.40「ウォールデン少年寝台特急瀬戸号に乗る」の巻 その1

みなさんこんにちは。
今回の安曇野日記は、「ウォールデン少年青春の思い出」シリーズです。
ウォールデンのコーヒーを飲みながら、お読みください。

その昔ウォールデン少年がまだ子供だった頃、東京発岡山県の宇野行きの寝台特急瀬戸号という列車に時々乗っていました。
親戚の家がある、瀬戸内海の小さな島へ夏休みを利用して遊びに行くのでした。
その頃の瀬戸内海は今ほど護岸工事もしてなくて、もちろん瀬戸大橋はまだ影も形もありません。
「二十四の瞳」という映画の冒頭のシーンに美しい瀬戸内海の島々が映っていますが、まだ海辺まで自然の砂浜と緑が残されていて、それは息を飲むようなきれいな風景でした。

夜の東京駅はウォールデン少年にとって別世界で、昼間はそれほどおどろかない駅の雑踏も、夜になるとビルのネオンやたくさんのタクシーのライトの効果もあって、まるで違う世界へ放り出されたような不思議な、それでもどこかなつかしい場所のように感じました。
サワサワとした夏の夜の空気の中を、大人の手に引かれて特急瀬戸号に乗り込みます。そうするとまた違った形の不思議で静寂な世界、そうです寝台特急に乗り込んだのでした。

寝台特急は電気機関車に引かれているので、列車自体に動力はありません。
だからいつも乗っている電車よりも全然静かで、進む時も止まる時も独特の振動があります。
それにビュッフェといって、なんだかきれいなおねえさんが小さなサンドイッチとお手ふきをくれる列車がついているらしく、最後に「デンピョー」という特別な手紙もおいて行ってくれるということでした。
おねえさんから「デンピョー」をたくさんもらった人はエライ、というのが大人の世界だということでした。
僕もいつかそのデンピョーをたくさんもらいたい、、、、、
話しが脱線しました。
とにかく寝台特急は今も昔も、少年にとって夢のある列車なのです。

さて、瀬戸号はそろそろと発車をします。
二段式だったか三段式だったか忘れましたが、上のベッドを兄と取り合ってカーテンを閉めると、そこはもう自分だけの世界です。
その頃は白い制服を着た車掌さんが検札に来て、いろいろと到着駅の時刻を教えてくれたりしてかっこ良かったのです。
将来は電車の運転士になろうと、男の子はみんな思ったんじゃないですかね。

つづく

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