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Waldenの安曇野日記 Vol.126「絵島の桜」の巻

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Waldenの安曇野日記 Vol.126「絵島の桜」の巻
 
みなさんこんにちは、Waldenの安曇野日記の時間です。
 
今度は「絵島の桜」という曲を作りました。
4月放送の「信州ちょっとステキな12小節」は、高遠の桜がテーマなんですが、僕は江戸時代の絵島さんという女の人が高遠に流された物語からインスパイアされて作曲しました。
 
「絵島・生島」物語って、知ってますか?
最近では映画「大奥」が有名ですね。
その絵島さんが江戸から流された先が信州の高遠だったのです。
もちろん悲恋の物語なので、僕はまたまた絵島さんに感情移入してしまいました。
 
で、なぜか女性がテーマだとワルツになります。
それに、桜の花が散るってワルツに見えませんか?
 
長い長い時間を一人高遠で過ごした絵島の心が成熟して行く、そして桜の花が少しずつ散って行く、そんなことを曲にしたかったのです。
春に作る曲って、案外さみしい感じの曲になりますね。
 
ずっと前に東京にいたとき、僕は「惜別」という曲を書いたことがあります。
一応CDにしてあって、時々ウォールデンのBGMにまぎれ込んで流れてたりしますけど。
「惜別」という曲は、知り合いがロシアで交通事故にあってしまい、そのときに双子の子どもの一人を亡くしてしまったことから作った曲です。
その時に住んでいた東京の城北公園が、見事な桜吹雪だったときにメロディがうかびました。
城北公園の近くに石神井川が流れていて、そこにもたくさんの桜の花が咲いていますが、その桜が散ると石神井川の川面が一面桜色に変わります。
 
そんな季節に作った曲でした。
 
でも、今聴きなおしてみるとしっかりとしたメロディがなくて、響きがキレイというだけの曲です。
 
さて、いよいよ本格的な春ですね。
惜別と、そのあとに人の知恵では考え出すこともできないような新しい出会い。
 
そんな季節になりました。
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