FC2ブログ

森の中の自家焙煎コーヒー店「カフェウォールデン」で猫と音楽の生活

Waldenの安曇野日記 Vol.211「燕岳登山の記」の巻

CATEGORY無題
Waldenの安曇野日記 Vol.211「燕岳登山の記」の巻
 
みなさんこんにちは、Waldenの安曇野日記の時間です。
 
安曇野日記Vol,145に書いた「日本はだいじょうぶです!」、おぼえていますか?
仙台藩士の娘として生まれた90歳のおばあさんから、「日本はだいじょうぶでしょうか?」と聞かれたお話でした。
 
おばあさん、日本はだいじょうぶですよ。
 
安曇野日記Vol,55「涙チョチョ切れGW」、おぼえていますか?
道に迷っていた僕を西武球場までオートバイで先導してくれた、東京あきる野市のT君のお話でした。
 
T君、日本はだいじょうぶだよ、君のような若者がいるから。
 
日本はだいじょうぶです。
思いやりがあって、観察力にすぐれていて、行動力があって、そして人の痛みがわかる青年がたくさん日本には育っています。
 
昨日、燕岳登山に行ってきました。
登山ですからいろいろなことがあったんですけど、下山の遅い時間帯に雷雲にまかれて、豪雨と雷鳴の中を下りてきました。
一緒に行ったメンバーは心中の不安を顔色や態度にあらわすこともなく、楽しく冷静な下山の環境を作ってくれていました。
そして、ようやく下山先の中房温泉にたどり着き、濡れた身体のまま車に乗り込んでウォールデンへ帰ることにしました。
 
そしたら、、、、
集中豪雨で中房線が通行止めになってしまい、道路がゲートで封鎖されてしまったのです。
 
僕たちは体温を奪われつつあったし、荷物も食料も雨で濡れてしまっていました。
中房温泉に泊まるにしても、行動を変更する気力も萎えていたのです。
その時、閉鎖されていたゲートの向こうに止まっていた車から人が出てきました。
結局、彼らの車に同乗させてもらい、無事ウォールデンに帰ってくることができたのです。
 
文章に書いてしまえば、それだけのことかもしれませんが、、、、
 
ゲートの向こう側にいた彼らは、燕岳から大天井岳を縦走して、バリエーションルートのビンボー沢から天上沢に下り、槍ヶ岳の北鎌尾根を登攀して上高地周りで下山してきた、クライミングのエキスパートの若者たちでした。
下山先の上高地に迎えに行ったサポートの友だちの車で、スタート地点の中房温泉においてある自分たちの車を取りに戻ってきて、通行止めのゲートに閉じ込められてしまったのです。
 
すべてを書くと煩雑になりますが、、、、
心優しい彼らは、すべてのことに自分たちを勘定に入れず、あらゆる努力とやさしさと決断力をして僕たちと自分たちの仲間を下山させました。
誰一人、傍観者はいませんでした。
そして、誰もヒーローになりませんでした。
そして、わかりずらい方法で誰もが自分を犠牲にしようと努力していました。
 
僕は、自分が恥かしくなる思いでした。
 
こんな若者が、5人もいるのです。
 
今日、彼らにウォールデンに来てもらいました。
とてもうれしかったです。
そして、どうもありがとう。
 
そんな燕岳登山でした。
スポンサーサイト



COMMENTS

4Comments

There are no comments yet.

アフロ  

No title

マスターおかえりなさい(*^^*)
宮崎から、おはようございます。
まいこです(^^)v
素敵な出会いですね!
私も彼らやマスターのように、そんな努力のできる人間でありたいなと思いました。

2012/09/02 (Sun) 07:36 | EDIT | REPLY |   

Acoustic Walden BAND  

No title

みなさん、どうもありがとうございます。
いろいろな方からメールも頂きました。大切な友人が増えたようで、とてもうれしいです。
そしてまたひとつ、みなさんからやさしさの形を教ったように思います。
カフェウォールデン

2012/09/01 (Sat) 22:41 | EDIT | REPLY |   

Guild  

No title

お帰りなさい。ゲートが閉まるほどの大雨だったんですか(>_<)
登山に行く前の晩、大雨の夢を見たんです。
大事なギターがずぶ濡れになってるの。ボロボロなの。
「夢で良かった~」って思っていたんだけど。
まさか…そんな事になっていたとは。

優しい人たちに出会えてよかったですね。
私は、牧さんたちが、やっぱり思いやりのある人達だから、
同じような「優しい心」をもつ人達と出会えるんだと思います。

『情けは人のためならず』って言うでしょ。
私、大好きなんですこの言葉。
みんなが誰かを思いやる気持ちがあれば、
思いやりはグルグルまわって、きっと素敵な世の中になると
私はそう思っているんですけどね。

2012/09/01 (Sat) 10:41 | EDIT | REPLY |   

桜  

No title

まずは…無事に帰ってこられて…おかえりなさい!!https://s.yimg.jp/images/mail/emoji/15/ew_icon_s17.gif">燕岳は中学生の時に登山しました。苦しい思いをしながら ただとりつかれたように登って 山小屋に着いて燕岳の山頂の景色を見た瞬間を今でも覚えています。疲れが一気に消えるというのはああいうことをいうんだと…それ以来登山はしていませんが(苦笑) お話を聞いて その景色を思い出しました。何年経っても 忘れられない景色ですね。何故それをおもいだしたかはわかりませんが… 今も毎日の生活の中 いろいろな思いの中暮らしていますが 人との関わりあい 繋がり おもいやり…ほんの少しの気持ちが集まって…
ホント…イイですね!
私も…支えられて 支えていける ほんの少しの優しさを素直に出せる人でありたいと願います。
明日も…ガンバって 仕事してきます
(^-^)
コーヒーのみに 行きたくなっちゃいました(笑)

2012/09/01 (Sat) 00:20 | EDIT | REPLY |   

REPLY

Leave a reply